サウナと水風呂の関係

サウナ風呂

 

サウナと水風呂の関係は、お刺身とお醤油、ご飯とお味噌汁、お茶とお菓子のような関係です。すなわち、なくてはならない関係なのです。サウナ風呂=蒸し風呂ですね。蒸し風呂は、蒸気により体を蒸らすお風呂です。日本では元来風呂という場合はこれを指していました。

 

蒸気が豊富な温泉でもよく見られ、大分県別府市の鉄輪温泉にある鉄輪むし湯は一遍上人が施浴のために開いたものとされています。温泉で熱せられた床の上には石菖という薬草を敷きつめ高温で蒸す状態にして、鎮痛効果があるテルペンを成分とする芳香を放出させて皮膚や呼吸器から体内に吸収するようにして利用されています。

 

箱型の1人用蒸し風呂は、特に箱蒸し風呂と呼ばれます。蒸気を使わない乾式のものも含めてサウナ風呂とも呼ばれます。そんな日本古来の蒸し風呂ですが。最近では「ミストサウナ」と呼ばれているものが流行しています。

 

ミストサウナとは、近年普及が始まったサウナで、ミストすなわち「霧」状によるサウナです。ミストの作り方、加熱の仕方は各メーカーで各種方式です。ノーリツ・リンナイ・パナソニック電工・ヤマハなどで販売されています。ノーリツや長府製作所のミスト単体製品においては給湯管より温水を調達しています。浴室暖房乾燥機の内蔵タイプにも同じように給湯管からミスト用の温水を調達するものがあります。